ロボット掃除機の段差対策をしよう!
ロボット掃除機、家事の時短に大いに活躍してくれますよね。
そんな優秀なロボット掃除機ですが、
ちょっとした段差を乗り越えてしまい、動けなくなってしまった!
なんて事ありませんか?
我が家ではテレビ台の土台を乗り越えてしまい、そこで動けなくなってしまう事がよくありました。
私がこの乗り越え問題を解決した方法、それは、
テレビ台の土台にカバーをかぶせる方法です。
カバーの厚みで段差を高くして乗り越えられないように対策したわけです。
この記事はこんな方の参考になる内容になっています。
- テレビ台の土台乗り越えを何とかしたい!
- ギリギリ乗り越えてしまう段差の対策がしたい!
- テレビ台カバーの作り方が知りたい!
テレビ台乗り越え問題を杉板DIYで解決
カバーで対策するにあたり、どうやって自作しようか検討しました。
プラダンで作ろうとも思いましたが、見た目がちょっと良くないとの事で却下。。。
色々考えた結果、条件を満たせる杉板で自作する事にしました。
比較的簡単に作れる内容になっていますので、初級者の方でも作れますよ。
テレビ台カバーの作り方
では、カバーの作り方について解説していきます。
作りは単純で、土台の上からすっぽりかぶせる大きさと形にするだけです。
寸法は、土台の大きさを測り+2㎜で製作します。
作り方はこの順に解説します。
材料
材料は以下の通りです。
- 杉板(横90㎜×厚み15㎜×長さ2000㎜) ・・・・2~3本
- 木工ボンド
はい、これだけです。
工具
続いて使用する工具です。
()は、持っていない場合の代用案です。
- 丸ノコ(手のこぎり)
- フィニッシュネイラ(かなづちと釘)
- ハタガネ・Fクランプ(無くても作れなくはない)
- ジグソー(手のこぎり)
- 鉋(かんな)(サンダーだけでも可)
- 電動サンダー・紙やすり
丸ノコ
杉板を切るのに使用します。
持っていなければ手のこぎりでも作れますが、
仕上がり考えると丸ノコをお勧めします。
のこぎりしか持っていないけど、木材をまっすぐ切る方法が知りたい!
という方は下記の記事を参考にしてください。
フィニッシュネイラ
私はエア工具の物を使いました。
最近はマキタのバッテリーシリーズでも発売されていたりしますね。(2022年4月現在)
ネイラを持っていない場合は、隠し釘や化粧釘をかなづちで打ち込めばいいです。
ハタガネ・Fクランプ
これは、杉板を接着(板接ぎ)する際に使用します。
無くても接着自体は可能ですが、圧着した方が本来の接着能力が発揮されますので、
私はハタガネやクランプの使用を推奨します。
ちなみに、私は自作のハタガネも使用しました。
こちらはまた別記事でご紹介しようと思っています。
ジグソー
最後の工程の切り欠きで使います。
持っていなければ、電動ドリルと手のこぎりでもできます。
鉋(かんな)
板を仕上げる時に使います。
板を貼り合わせた継目は多少の段差ができますので、それを滑らかにするのに便利です。
電動サンダーで削ってもいいです。
この辺はお好みですかね。
電動サンダー・紙やすり
これも、板の仕上げで使います。
私は最後は紙やすりで仕上げたい派なので、紙やすりも併用します。
仕上がりは完全に個人の好みですので、目の細かさは個人の好みで準備すればいいですね。
ちなみに、私は#400の紙やすりで仕上げました。
手順
手順はこちら。
杉板を切る
まずは、杉板を切ります。
テレビ台の寸法を測り、少し長めに切っておきます。(5㎝位長め)
次の板接ぎをした後に仕上げ長さに切ります。
先にピッタリの長さで切ってしまうと、板接ぎした時にずれてしまったら修正がききませんし、
そもそも木は多少の大きさの違いやゆがみがあるので、
板接ぎする場合は、接ぎ木してから仕上げ寸法で切るのがいいです。
板を接ぐ
切った杉板を大きな板にするため、木工用ボンドで接着します。
これを板接ぎと言います。
ポイントはこちら。
- 板同士の木目や色がなるべく自然に移り変わるように並べる(グラデーションにするイメージ)
- 板同士の継目がずれないよう注意(クランプ等で押さえる)
- 全体が反らないように注意(板やアングルで押さえる)
- 最低24時間は圧着しておく
接着ができたら、仕上げの大きさに切り出しましょう。
測った大きさ+2㎜です。
鉋がけ、やすりがけ
板を切り出したら先に仕上げておきます。
耳を付けてからでは角の部分がやりにくくなってしまいますので。
鉋で段差を削り取り、サンダーと紙やすりで滑らかにします。
鉋の上手な方は鉋で仕上げてもいいですね。
耳を付ける
板を仕上げたら、耳を付けます。
カバーの立ち上がりの部分ですね。
フィニッシュネイラを使って打ち込みます。
斜めになって突き抜けないように注意して打ち込みます。
きれいに仕上げる手順はこちら。
- 左右の耳を先に付ける(数㎜はみ出るように)
- はみ出した部分をアサリのないのこぎりで切る
- 前面の耳を付ける(左右が数㎜はみ出るように)
- 左右のはみ出した部分をアサリのないのこぎりで切る
前面の耳を後で付ける事で、前から見たときに木の継目が見えなくなり見た目がきれいになります。
数㎜はみ出させるのは、耳同士の継目に隙間を作らないようにするためです。
私は前側を先に組んでしまい、微妙に隙間が。。。
立ち上がり部分を切り欠く
耳を付けたらサイズ確認しておきます。
すっぽりはまれば合格ですね!
確認出来たら、テレビスタンドの立ち上がり部分を切り欠きます。
ジグソーで切ると簡単です。
実際にカバーをかぶせて当ててみてマーキングするとピッタリの幅で切り欠くことができます。
「現物合わせ」ってやつです。
やすりがけ
最後に、耳の角を紙やすりで取ってやり、全体をやすりがけして仕上げます。
前述しましたが、私は#400で仕上げました。
完成!
これで完成です!
私は無垢のままで使用していますが、
お好みでオイルや塗装するのもいいですね!
ロボット掃除機の段差対策にあたっての条件(要望)
ここに、私が今回の対策するにあたっての条件を書いておきます。
この条件を満たしての製作でしたので、今回の形となりました。
- 見た目をおしゃれに
- 段差はなるべく低めに
- テレビ台の下に隙間を作らない
- 安く済ませる!
冒頭に書いた通り、プラダンで作ればもっと簡単にできます。
テレビ台をゴム板等でかさ上げすればそれよりもっと簡単な対策ですよね。
しかし、条件に合わず、あえなく却下でした。
ですが、やっぱり木がおしゃれでぬくもりも感じていいですね!
この条件に感謝です(笑)
まとめ
いかがでしたか?
言葉ではちょっと長い感じしますが、道具さえそろっていれば、実際はそんなに時間かかりません。
作業している時間で言えば、2~3時間でしょうか。
私はテレビ台の土台を対策しましたが、
この手法は他にも応用できますよね!
ロボット掃除機の乗り越え問題に悩んでいるあなたも、
杉板DIYでテレビ台カバーを自作してみませんか?
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