エアコン室外機のカバーを製作しました!
木製の室外機カバーです。
カバーを設置すると無機質な室外機がオシャレになりますね!
今回は僕が作った室外機カバーの作り方をご紹介します。
▪まえおき (作り方とは全く関係ありません)
昔と比べると最近の夏は暑くなりましたよね~。
昔は扇風機があれば夏は乗り越えられたんですけどね。(歳のせいか?)
夏の日中はとにかく暑い。。。
まあ、昔も暑い日は暑かったのですが、最近の暑さとは違ったように感じます。
暑い季節は我が家ではエアコンが大活躍です。
と、ここまで言っておきながら今回は友人からの依頼でエアコン室外機カバーを製作した話です(笑)
室外機カバーの考え方について知りたい方は、
下記の記事を参考にしてみてください。
▪作り方の手順
そもそも室外機カバーは必要か?
という話は置いておいて、今回は作り方について解説していきたいと思います。
ではまず、作り方の手順を簡単に以下に示しておきます。
~室外機カバー製作工程~
※今回は2個分製作したため、製作過程の写真では2個分の材料が映っていたりしますが、ご勘弁ください。
- 完成イメージを書き出す
- 図面(製作図)を引く(描く)
- 材料を揃える
- 材料加工(カットする)
- 塗装(1回目)
- 脚部の製作
- 天板の製作
- 仮組立て
- 塗装(2回目)
- 本組立て、設置
それでは、次からそれぞれの工程について解説いていきます。
1.完成イメージを書き出す
まずは、お恥ずかしながら僕の描いたイメージ図(ほぼ図面)?をご紹介します。
さて、物を作るには、完成のイメージがしっかり持てている事が大事ですよね。
なので、まず最初に完成のイメージを決める事から始めましょう。
設置したイメージ図(完成図)を描いておくと製図も製作もスムーズに進みます。
写真見ていただいた通り、僕はこのイメージ図を描くのが超ニガテです(笑)。
デッサンの能力が欲しい~。
絵を描くのが苦手な方は、インターネットの検索などでイメージに合う写真を探して保存しておくだけでもいいと思います。
僕も結構そうしています。
要は、完成した姿が想像できれば大丈夫ですので。
2.図面(製作図)を引く(描く)
続きにもなりますが、イメージが書き出せたらその勢いで図面も引いていきましょう!
図面は「引く」といいます。
ですが、あまり馴染みのない言葉だと思いますので以下からは「描く」と表現しますね。
僕は図面を描きながらか、描いた後にどういった材料を使うのか(木材の種類やサイズなど)
を考えます。
最初から決めている時もありますね。
まあ、バラバラです。(笑)
図面を描く前に使う材料を決めておいた方が図面は描きやすいですかね。
今回描いた図面の紹介
僕は手書きで三面図?の真似事をして描く事が多いです。
まずは僕が今回描いた図面をご紹介します。(こんな図面でも作れます(笑))
図面は大事!?
図面描くのってなかかな難しいですよね。
大事か?と聞かれれば、大事だ!と僕は答えます。
図面がしっかりとしていれば、加工、組み立てで間違いは起きないでしょう。
寸法の計算、組み合わせ方法など、間違えないようによく確認しましょう。
とは言え、正確な図面を最初からきっちり描くのは難しいと思います。
というか、ご覧の通り僕は今でも上手く描けません!(笑)
性格的な問題もありそうですが、これは経験値を貯めてくしかないかな~と思っています。
僕はいつも図面の作り込みが甘いので、よく寸法や組み違えの間違いを起こします(笑)
まあがんばって何とか修正したり、泣く泣く材料切り直したりしますが、
その時間と材料費、無駄ですよね~
実際、今回も途中で寸法変更とかしたんで、描いた設計図通りにはなってません。。。
なので、皆さんはしっかりと図面書いてくださいね!
3.材料を揃える
図面が書けたら、必要な材料を揃えましょう。
僕は木材や塗料は近隣のホームセンターで買います。
手軽に買いに行けますし、ほかの買い物もついでに済ませたりと利便性がありますもんね。
それに、長い木を買って車に乗らないような時は、ワゴンやトラックレンタルのサービスがあり、
商品を購入すれば90分貸出してもらえるといったサービスもあります。(店によって異なります)
最近はホームセンターのプロショップも増えてきて、品揃えが充実しているお店も増えてきたので嬉しいです。(価格もプロショップの方が少し安いです)
ですが、欲を言えば、木材の充実したホームセンターもできて欲しいなぁー。
なんて思っています。
木材を買う時の注意点
木材を買う時に、僕が気にしている注意点が2つあります。
まっすぐな木を選ぼう
これ、ほんと大事です。
特に、腕に自信のない方ほどまっすぐな木を選ぶべきですね。(プロの方もそうでしょうけど)
残念ながら、ホームセンターで売っている木には曲がったり捻っている物が多いです。
これは僕の行く店の事なので、そうでないホームセンターもあるかもしれませんが。
ですが、全く無いわけでもありません。
積みあがっている木の中から根気よく探しましょう!
なので、木を買う際はなるべくまっすぐで捻っていない物を選ぶようにしてください。
なぜ曲がった木ではいけないのか?
それは、曲がったり捻った木では、図面通りの加工や寸法が出せない上に、組み立てた際に形がゆがんでしまい、座りの悪い、ガタガタの作品になってしまうからです。
材木屋さんで買う事もできるようですが、売ってくれる所とそうでない所とあると思います。
僕は断られたら嫌だなと、連絡する勇気がなく探してないです(笑)。
僕の行くホームセンターでは杉や桧は比較的安く売っているのでよく使います。
SPFやホワイトウッドと呼ばれる輸入材も安く出ていますね。
地域や店舗によって品揃えは違うと思いますので、ご自分の地域で安く木を売っているお店を探すといいと思います。
なるべく用途に合った木種を選ぼう
屋内で使用するのなら、木の種類はそんなに気にすることはないと思います。
厳密には用途に合った木の種類があると思いますが、僕はそんなに気にしていません。
ですが、屋外使用する際はどうしても雨に濡れますので、あまり適さない木もあるようです。
杉やホワイトウッド等の針葉樹は適さないものが多いようです。
ここで言う適さないとは、腐ったり虫食いにあったりで木が早く悪くなってしまうという事です。
ウッドデッキ材として売られている木が屋外使用には適しているようですね。
ですが、屋外で使用できる木は高いです。。。
防腐剤を注入したSPF等は比較的安価ではありますが、切って加工すると断面は結局無防備になるので僕はあまり選びません。
それに、杉やホワイトウッドも使用できないわけではありません。
屋外用の塗料がありますので、屋外用塗料を塗ることで屋外でも使用できるようになります。
今回僕は屋外用の塗料を塗って屋外使用ています。
今回使用した材料
今回使用した材料は以下の通りです。(1個分の材料)
- 杉 幅30㎜×厚30㎜×長さ700㎜ 4本
- 杉 幅30㎜×厚30㎜×長さ700㎜ 4本
- 杉 幅30㎜×厚13㎜×長さ450㎜ 3本(30㎜×30㎜の材を縦に半割り)
- 杉 幅44㎜×厚15㎜×長さ925㎜ 2本(90㎜幅の材を縦に半割り)
- 杉 幅44㎜×厚15㎜×長さ360㎜ 4本(90㎜幅の材を縦に半割り)
- 桧 幅90㎜×厚20㎜×長さ925㎜ 4本
- 屋外用の塗料0.6㎏ 1缶(2個分、2回塗りでも余りました)
(和信化学工業さんのガードラックラテックスを使用) - コーススレッド(ステンレス製) 適量(54本使用)
太さ3.8㎜×長さ25㎜
※写真は2個分の材料です。
半割りした材を使用していますが、縦に切るのは専用の工具がないと難しいので、それに近い幅の木を購入すれば大丈夫です。
材料を切り揃えよう
材料を揃える項目と前後するのですが、木材は2m、1.8m、90㎝など、ある程度の決まった長さで売っています。
なので、必要な長さに切り揃える必要があります。
ホームセンターで木材を購入する場合は、ホームセンターのカットサービスでカットしてもらうのもいいと思います。
ホームセンターによって料金は違うと思いますが、1カット30円とかで指定した長さに切ってもらえます。
木材を切る道具のない方や、正確に切る自信のない方はホームセンターのカットサービスをお勧めします。
のこぎりでまっすぐに切りたい!という方は、下記の記事を参考にしてみてください。
ここまでは、設計図を描くところから材料を揃えるまでの解説をしました。
この後の塗装、組み立ての工程はこちらの記事で解説しています。
こちらでは、室外機の節電効果やカバーの目的などを解説しています。
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