室外機カバーをDIYで簡単に作る方法!塗装から組立てをわかりやすく解説

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condenser-unit-cover2 木工

エアコン室外機のカバーを製作しました!
木製の室外機カバーです。

カバーを設置すると無機質な室外機がオシャレになりますね!

この記事では、僕がDIYで作った室外機カバー塗装から組み立てまでの工程をわかりやすく解説します。

設計から材料を揃えるまでの工程の解説は、下記の記事でご紹介しています。

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5.塗装(1回目)

paint1

材料を切り揃えたら、まず1回目の塗装をしていきます。

水性塗料めっちゃいい!(個人の感想です)

paint

使用した塗料は、

和信化学工業さんのガードラックラテックス オーク

水性の屋外用塗料で標準2回塗りです。

僕はハケ塗りしました。


今回初めて使用しましたが水性の屋外塗料って、

めっちゃいい!!

塗りやすい臭くない刷毛の掃除も簡単!(水で流すだけ)


専門的な違いは分かりませんので、油性塗料との性能の違いは分かりません。すみません。

ですが、扱いやすさだけで言えば、僕はもう水性塗料一択かなと思っちゃいました。

それくらい良かったです。

塗装のタイミング

塗装をするタイミングは、大きく分けて2つでしょうか。

  • 組み立てる前に塗装する
  • 組み立てた後で塗装する


どちらのタイミングで塗装してもいいかなとは思いますが、それぞれ一長一短があるかなと思います。


今回僕は、組み立てる前に1回目の塗装。

脚部と天板部をそれぞれ組んだ時に2回目の塗装。(正確には仮組みしてバラした時)

こんな感じで2回塗りしました。

組み立てる前に塗装する場合

良い点
・塗りやすいので奇麗に塗れる(ムラになりにくい)
・接合部にも塗装できるので耐久性に優れる
悪い点
・塗る面積が多い(接合部分が多い場合には差が出る)
・後で切ったりの加工があると再度塗装が必要になる
・組立てでねじ止めすると、その部分に塗装の隙間ができてしまう

組み立てた後で塗装する

良い点
・塗装面積を最小限にできる
・ねじの上からも塗装すれば塗装の隙間をなくせる
悪い点
・塗りにくく塗りムラになりやすい
・接合部には塗れないので耐久性に不安がある

見ていただくとわかる通り、それぞれの長所短所が逆になる感じですね。

長所は短所、といったところでしょうか。

組立て前後で2回の塗装がいいかも

屋内使用での塗装の場合はご自分の好きなタイミングで塗装してもいいかなと思います。

ですが、屋外使用での塗装では、僕は以下の方法がいいんじゃないかなと、今回やってみて感じました。


まず、組み立てる前に1回目の塗装をし脚部と天板を組み立てた後に2回目の塗装をする。


そうする事でムラなく塗れて塗装の隙間もなく、

更に隠れる部分まで塗装できるので耐久性の信頼度が上がります

6.脚部の製作

leg1

1回目の塗装が乾いたら、脚部を組み立てていきます。

上の写真が脚部を組みあげたものです。

これを2つ、組み立てます。

leg2

組み立てる際のポイントは、真っすぐ立つようにしっかり直角を出すのと、寸法を正確に合わせる事です。

木が曲がっていると、ここで正確な寸法を出すのが非常に困難になります

その場合は現物合わせで真っすぐ立つように調整します。

leg4
leg5
leg3
bisu

ちなみに、今回使用している木ねじはこちらです。


コーススレッド 3.8×25 ステンレス


3.8×25というのは、

ねじの太さが3.8㎜

ねじの長さが25㎜ という事です。


今回は屋外使用なので錆に強いステンレス製のねじを選択しました。

屋内使用であればユニクロメッキのコーススレッド(鉄製の木ねじ)が安くていいかなと思います。

7.天板の製作

tenban1

脚部を組んだら、天板も組んでいきます。

スノコ型の天板です。


上の写真では真ん中に補強1本しかつけていません。

左右にも補強をつけ3本にしますが、まずは真ん中だけ補強を取り付けておきます

左右の補強の取り付け位置は、仮組みしたときに決めます


何故かというと、室外機のメンテナンスが簡単にできるように、天板は脚部に乗せるだけの作りにしました。

なので、ただ天板を乗せるだけでは前後左右に天板が動いてしまいます。

そこで、補強材を脚部の内枠にピッタリ当たるようにして

天板のガタつきを防止する役目も果たす構造にしました。


補強には、これでもか!と言うくらいたくさんねじ止めしてます(笑)

これは、1本の木に2か所ねじ止めをしたかったからです。

木は経年で段々と反ってくるので、少しでも反りを防止するために、1本につき2か所留めにしました。

8.仮組立て

karikumi1

さて、各パーツが出来上がりましたので仮組立てをしていきます。

先ほど取り付けなかった天板の補強の位置もここでケガキを入れます


仮組みをして組み上がりの確認をします。

足がガタガタしないか、天板を載せてもガタガタしないか確認します。

設置する室外機が目の前であれば、この工程は無しで次の工程に行ってもいいと思います。


今回は、友人宅へ運搬がありますので仮組み後に解体したまま運搬して現地で最終組み立てします!

kegaki

ちなみに、残していた補強のケガキはこんな感じで、天板乗せて前後左右の位置を決め、

天板の裏側から、脚部の内側に沿ってマジックで線を引きます

kegaki2

左右ともケガキを入れたら天板を外してケガキ線を確認してみます。

分かるでしょうか?左端あたりに縦に黒い線が入っています。

この線の内側(線の右側)に沿って補強を取り付けていきます。


と、思ったのですが。


補強が脚に干渉することが判明、、、


この線から脚の太さ分(30㎜)内側に取り付ける事にしました。。。

hokyou

この補強の取り付けの際のポイントをお伝えします。

補強はケガキ線より1ミリ程度内側に取り付けます。

(正確には、ケガキ線より30㎜+1㎜内側です)


何故かというと、今回使用している木材には誤差があります(完全に真っすぐではない)。

つまり、ケガキ線ピッタリに取りつけてしまうと脚部と干渉して取り付けられない可能性があります。

それに、木は湿気を吸収したり蒸発したりして収縮します。

なので少し遊びを作ることで収縮による木割れも防止できると思い、少し遊びを作りました。

tenban2

補強の取り付け出来たら天板完成です!


あともうひと息です!

9.塗装(2回目)

paint3

仮組した室外機カバーを運べる大きさに分解し、その状態で2回目の塗装をします。


2回目なので特に言う事はないですね(笑)。


ただ、この時はよく晴れていたので塗料の渇きが早かったです。

水性だから余計に乾燥が早かったんですかね。

塗りムラを塗りのばす前に乾きだしてしまったので、そこが少し難点でした。


塗装する際は曇りか日陰でやるのがいいですね。

(当たり前だってツッコミはご勘弁ください(笑))

塗装のビフォーアフター(余談)

biforeafter

ちなみに、こちらが塗装のビフォーアフターです。


上3本が塗装前

下2本が塗装後(1回塗り後)


だいぶ雰囲気変わりますね!

10.本組立て、設置

いよいよ最後の工程です。


本組みをして設置します!


と、言っても運んで組み立てるだけなんですけどね(笑)

condenser-cover
condenser2

はい、完成でございます!


うん、なかなかいいサイズ感!(自画自賛)


設置スペースにピッタリ収まりました!


前面はファンの排熱効果を妨げないように全く塞がないようにしましたので、室外機がしっかり見えてしまい

ますが、これだけでもこのスペースの雰囲気がガラッと変わりました!

11.まとめ

今回はエアコン室外機カバーをDIYしてみました!


かかった費用は2個分で4,000円程です。

レシート捨ててしまったので、曖昧でごめんなさい。

木材で2000円、塗料で2400円くらいだったかな。


塗料は3分の1くらい残ったので塗料の原価は1,600円程ですね。

木材も少し余りました。

室外機カバーをDIYする良さは、何といっても収まりの良さと達成感!


今回もやっぱり作りながら色々と設計変更がありましたけど(笑)。


室外機カバーを設置するだけでエアコン室外機周りの雰囲気がいい感じになりますね!


満足満足~。


皆さんも、エアコン室外機カバーをDIYしてみてはいかがでしょうか?


この記事の内容が、少しでも読んでくださった方のDIYの参考になれば幸いです。


最後まで読んでいただきありがとうございました!

設計図材料を揃える過程はこちらの記事で解説しています。

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